【RECORD TLR】【CORSA SPEED TLR】ヒルクライムレース決戦タイヤ【PRO ONE TT TLE】

機材
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ヒルクライムレースにおけるタイヤについての情報出し記事

周知の通り2022年現在、ヒルクライムレース界でのチューブレスレディタイヤはビットリアのコルサスピードとシュワルベのプロワンTTの2強状態

CORSA SPEED
超・低転がり抵抗。TTレースやヒルクライムレースに!
Road Reader
TUBELESS EASY HIGH-END ZEITFAHR- UND TRIATHLON-REIFEN. Kompromisslos für den Wettkampf. TT steht uneingeschränkt für Geschwindigkeit, geringsten Rollwiderstand ...

※ディスクブレーキの台頭によって、ラテックスチューブの熱問題が解決したことにより、クリンチャータイヤが見直されつつあるが、私はリムブレーキなのでこの記事では扱わないことにする

コルスピとプロワンTTの全サイズを、

1.重量

2.未装着時タイヤ幅

3.装着時タイヤ幅

4.装着性

5.実走感

この5つに分けて比較する。

コルスピは23c/25c

プロワンTTは25c/28cのラインナップとなっている

※転がり抵抗はこの記事を見ている人には説明不要のBIKEROLLINGRESISTANCEをご覧下さい。

1.タイヤ重量

手持ち品の実測値 カッコはカタログ値

コルスピ23c 233g (225g)

コルスピ25c 224g (240g)

プロワンTT25c 239g (205g)

プロワンTT28c 240g (235g)

手持ち品はどれもあまり変わらない重量だった。カタログ値はプロワンTT25cの205gが抜けているが、自分のものは28cとほぼ変わらない重量だった。

コルスピ23c

コルスピ25c

プロワンTT25c

プロワンTT28c

2.未装着時タイヤ幅
自分の手持ちタイヤでの実測値では
コルスピ25cは70mm

コルスピ25c

プロワンTT25cは66mm

プロワンTT25c

コルスピ23cは66mm

コルスピ23c

プロワンTT28cは70mm

プロワンTT28c

つまりタイヤ幅は1サイズ異なり

コルスピ23c = プロワンTT25c

コルスピ28c = プロワンTT28c となる。
未装着時のタイヤ幅が何を意味するかというと、同じ空気圧であればタイヤ幅が太く、エアボリュームが大きいタイヤの方が転がり抵抗が低くなるのは周知の事実。
BRRでの転がり抵抗はコルスピの方が優れた結果を示しているが、どちらも25cのタイヤかつ、同じ空気圧で測定を行っている。
コルスピとプロワンTTでは同じ25cでもタイヤ幅が異なるため、コルスピ25cとプロワンTT25cを比較するのはフェアではない。
あいにくプロワンTT28cの転がり抵抗を測定した結果は見つからなかった。
(というよりプロワンTT28cの情報そのものが殆どない。)
ここではコルスピ25cとプロワンTT28cは同等の転がり抵抗を持つものと仮定する。
4.ホイール装着時の実幅
ホイールへ装着した際のタイヤ幅は細い方が好ましい。
ホイールのリム外幅よりもタイヤ幅が太くなると空力性能が低下するため。その影響は特にフロントホイールでは顕著とされている。
※詳しくは「105パーセントルール」で検索
現在市販されているリムブレーキホイールのリム外幅は広くても28mm。キャリパーブレーキのアーム幅と兼ね合いと思われるが、リムブレーキキャリパーの開発は事実上終わっているため、これ以上リム幅が広がることはないと思われる。
一方でリム内幅は拡大傾向。リム内幅が広がることによりタイヤ幅も広がるため、リム外幅に収めるのが難しくなる。

自分の決戦ホイールは、リム幅22/28mmのフックレスホイール(ちくわ輪業製)。

これに空気圧6.0kgの場合の実測タイヤ幅を測定した。
コルスピ25c : 28.0mm
コルスピ23c : 25.5mm

プロワンTT25c 28.5mm

プロワンTT28c 29.5mm
ホイール装着時の幅はプロワンTTよりもコルスピの方が狭い。
自分のホイールは外幅28mmなので、リム幅よりも狭いのはコルスピ23cのみが該当する。
105パーセントルールには、リム外幅28mmの場合タイヤ幅26.6mm以下であれば収まる。
使用するホイールのリム内幅と外幅によって許容するタイヤ幅は異なるが、コルスピの方が適用範囲が広いホイールと言える。
自分はフロントは常にコルスピ23cを使っている。
4.ホイールへの装着性
プロワンTTはTubeless easyの触れ込みは伊達ではなく、25c28c共にフロアポンプでビードが容易に上がる。
シーラント無しでもある程度気密してくれて、シーラントのなじみも早い。
決戦タイヤなのでレース直前に交換する場合も安心
一方のコルスビは劣悪。特に25cはひどい。
自分はシュワルベのブースターを使ってビードを上げているが、エア噴射直後は上がっても、空気を抜くとビードが落ちる場合も多い。加えてシーラント無しではエア圧をまったく保持出来ないので、ビードには工夫が必要。
フロアポンプでビードを上げるのはまず不可能。
シーラントの馴染みも時間がかかるため、レース直前のタイヤ交換は不安がある。
5.実際に走った感触
コルスピとプロワンTTに差は感じない。
どちらのタイヤも非常に滑らかに転がる印象。
グリップは乏しい。峠の下りは慎重に。
リアに使うと直ぐにパンクする。フロントはパンク経験なし。パンクしてもシーラントで塞がるので走行不能になったことはない。
〈レース使用歴〉
富士ヒルクライム2021: 前後コルスピ23c
ハルヒル2022: 前後コルスピ23c
赤城山ヒルクライム2022 : 前コルスピ23c 後プロワンTT25c (28cの予定だったが直前の練習でパンク)
2023シーズン(予定) :前コルスピ23c 後コルスピ25c
〈個人的まとめ〉
フロントはエアロ重視でコルスピ23c一択。リアはその時の手持ち次第

【230401追記】

BIKEROLLINGRESISTANCEでcorsa speedを上回る転がり抵抗と、圧倒的な軽さを実現したVELOFLEX Record TLRを購入。

2023シーズンのフロントタイヤとして使用予定。ペラペラな薄さからリアに使うのは怖い。

実測タイヤ重量174.5g

実測タイヤ幅(未装着) 68.5mm

実測タイヤ幅(28/22mmフックレスリム): 28.0mm

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